雨漏りと外壁塗装
現地調査のご依頼の中に『雨漏りしてるから塗装工事をしようと思う』という問い合わせや、
『うちは塗装工事してるから雨漏りは大丈夫だと思う』という声を聞きますが、
雨漏りと塗装工事はイコールではありません。
塗装工事をすれば大丈夫という業者さんもいるようですが、建物の構造から見ても塗装で雨漏りを止めることはできません。
「塗装で雨漏りは止まりません！」
塗装工事の後、一時的に雨漏りが止まったかのように見えることもありますが、またすぐに「再発」してしまいます。
塗装で表面だけ処置しても雨漏りの根本が改善されていなければ雨漏り修理でもなければ修繕工事でもありません。
一時的な止水などでは意味がありません。「どこから水が入ってくるのか」これをはっきりさせなければ何も変わらないのです。
無駄なお金を使わなくて済むように雨漏りについて簡単に述べたいと思います。
雨水の浸入経路は複雑で難しい
意外と簡単に思われがちな雨漏り調査ですが、雨漏り調査は簡単なことではないのです。
「雨漏り調査は簡単」という業者さんにも注意が必要です！
まずやるべきことは塗装工事ではなく、「散水調査」を行って【雨漏りの再現】を確認することです。
雨漏りに対してその雨漏りが何故起こったのか？散水調査して雨漏りの再現を行います。
重要なことですので繰り返しますが『これがとても重要』なのです。雨漏りの再現を確認して、その後雨漏りを止める修理に移っていきます。
場合によっては内壁、外壁を壊す必要も出てきます。窓のサッシを取り外し外壁を壊して収まりを確認する必要もある場合もあります。
屋根を剥がして葺き替えることもあります。長年の雨漏りで生活に支障がないバルコニー付近の通し柱や梁が腐っているかもしれません。
外壁接合部の雨漏り処理はその家を建てた職人さんの気づかい一つです。収まりはいいけど、防水テープが貼ってなかった。
あるいは防水テープの重なりが足りてなかった。特に木造家屋の防水層は目では見ることの出来ない、今、目にしている屋根、外壁の内側に作られています。
板金に雨仕舞いをつけるべき場所にシーリングのみで防水処理を行っていたら。雨漏りは起こります。
一時的な止水は雨漏り修理ではないのです。
部材を剥がして見て確認する以外はないのです。あなたの家の雨漏りはいかがでしょうか？
塗装で雨漏りが止まると思って塗装工事をしてしまうと、無駄に高額な費用が発生してしまいます。
雨漏りが見つかったら、まずは【雨漏り調査】を依頼することです。
間違っても「塗装で雨漏りを止まる」という業者さんは選ばないで下さいね。
しっかりとした業者さんに見てもらうことが明暗を分けるといっても過言ではありません。
それくらい建物にとって、また住む人にとっても重要なことです。
現在、雨漏りでお困りの方は雨漏り診断士の清水が丁寧に診断させていただきます。
