多くの屋根塗装は防水ではありません

 多くの屋根塗装は防水ではありません。
 
まず、なぜ塗装に防水というイメージを持たせてしまうのでしょうか?
 
「塗装」と言っているのに「防水」ということが支離滅裂です。
 
塗装とは保護、装飾のため、材料の表面に、
 
塗料をローラーで塗ったりガン機で吹きつけたりすることです。
 
何度も繰り返しますが「塗装」とは保護、
 
装飾のため、建築部材の表面などに、
 
塗料をローラーで塗ったりガン機で吹きつけたりすることです。
 
装飾は外壁に意匠性を持たせることですね。
 
では塗装の保護とは主に外的要因から建物の保護をすることです。
 
ここでいう外的要因とは何でしょう?
 

大きくは紫外線、風、酸性雨、科学物質などでしょう。

もともとの定義として雨漏りの原因となるものへのアプローチではなく

自然環境化での劣化に対してのアプローチとなります。

木造住宅など家屋に起こる劣化は、風化、摩耗、腐朽、虫害、腐食などがよくあげられます。

これらの劣化抑制、主に建築部材の保護撥水という効果と

光沢保持率という美観に対しての艶の保持率を「塗装」と言います。

 

本質を見抜く力が必要不可欠

 化粧スレートなどを代表する新生スレート瓦や乾式コンクリート瓦の塗装で、
 
よく塗装をして防水性を持たせてあげることが雨漏りを防ぐ
 
というような誤解を招く記事やブログを見かけますが、
 
木造住宅であれば、もともと雨漏りの発生原因となりうる特定の場所は定義されていますし、
 
覆す必要もありません。それは見えないところにそれらが存在してしまい、
 
私たちの前に現れる場合はすでに納められてしまっているからです。
 
ここで問題なのは、それらの場所を含め、今雨漏りがあるのか?
 
どうか、ということではないでしょうか。
 
スレート屋根に塗るわずか何μの塗膜をわざわざ防水という意味は何なのでしょうか?
 
それらの情報を純粋に新卒生や職人さんの経験を経て営業職の身に就職する人らが、
 
さも本質のように語られ継承することは不幸です。
 
30年も経てば、塗装したしないに関わらずその多くの住宅では問題が生じます。
 
これらを踏まえ理解した上で計画的に行うのが塗装であり、建物の保護となります。
 
知らないことが不安であり、知ったために慌てるのではなく、
 
知ることで前提を変え、起こりうるトラブルが必ずや来る。
 
という心構えで住宅を維持することは可能です。
 
塗装工事の本質をわざわざ変えることに何の意味も持ちません。
 
営業マンと塗装出来る人の溢れる世の中に
 
本質を見抜く力が必要なことはこの先必要不可欠となるでしょう。
 
 
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