知っていれば効果的!?遮熱と断熱
知っていますか?
「遮熱」と「断熱」の違い・・・
これはお客様からもよくある質問ですが、
私たちの説明を聞いて、何となく分かったような気がする…。
塗料で出来る省エネ対策
私は、の話ですが、「分かった気がする」だと違いを説明できないんですよね…。
以前家族に、何度も「説明してみて」と言われ、
そんな私がこれはとても分かりやすいぞ!と思ったのがこちらの説明です。
私は理解するまで時間がかかりますが、
この違いを知っていると、選ぶ塗料が変わってくるかもしれませんね。
以下、日経新聞の記事を引用しております。
意外に知らない「遮熱」と「断熱」の違い :日本経済新聞
近年、夏に「遮熱」という言葉を聞くことが増えてきた。遮熱は夏の冷房負荷を減らすのに重要な手法である。しかし、遮熱と断熱の役割を混同し、遮熱をしておけば冬も快適だと考えている人が少なくないようだ。遮熱の仕組みをきちんと理解しておかないと、夏の対策としても意味をなさないことがある。今回は、日経アーキテクチュア誌が2014年9月22日に発行した「建てる前に読む 家づくりの基礎知識」から、東京都市大学教授の宿谷昌則氏による「遮熱と断熱の違い」を紹介する。聞き手は、ライターの萩原詩子氏。
──断熱のほかに遮熱という言葉をよく聞きます。断熱と遮熱とはどう違うのですか。
断熱は連載1回目で説明したように、壁の内部を伝わっていく熱の量を小さくすることです。それに対して遮熱は、日射を吸収しないように反射することや、日射を吸収した結果、温度の高くなった面から出る長波長放射(人が熱を感じる放射のこと、前回参照)が室内に入らないようにすることを意味します(図1)。
垂直の不透明の壁であれば、断熱性は遮熱性を兼ねます。なぜなら、光を透過しない材料では、光は必ず熱になって伝わるので、断熱性があれば伝わってこないのです(図2)。
つまり、床・壁・天井では、冬に熱を逃がさないための断熱が、夏には熱を入れないための遮熱に効果を発揮します。